イギリスからの舶来品 ~ Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8 ~
先日、Ebayでジャンク状態のものを13.03GBP(約1600円)でイギリスから購入して一昨日に到着しました。
言わずと知れたCarl Zeiss Jena Tessarです。
舶来品と書きましたが船便では、なくAirmailなんで正確には、航空便かな ^^
セラー(seller)の話だとok コンディションでレンズは、nice and clearとありましたが、写真を見る限りヤフオクで出品するならジャンク品となるような写真でした。
最初のレンズは、安いもので分解の練習になるようなものを考えていたので問題なかったんですが・・・
実際に届いたものを確認すると
念願のCarl Zeissです。
しかし、ジャンク品まがいのものなので、あまり喜びが感じられません。
早速外観チェックおよび動作確認すると、やはり写真どおりほこりまみれ手垢まみれです。
小さな凹みもあります。まあこの辺は、説明にもあったし安いから仕方ないところです。
絞りは、OKでした。しかしピントリングがカチンコチンでほとんど動かない状態でした。
「さすがEbayだわ」って感じでした。
他のサイトでもebayについて書いている人いましたが、説明文が短くて明確に書いている人から買ったほうがいいとかなってましたがその通りですね。
このセラーは、説明が短いんですが詳しく書いているわけじゃなかったんで・・・
まあ、分解整備の練習台のレンズとしての目的もあったので早速分解清掃してみました。
ヘリコイドグリスの固着なのでレンズ周り以外の分解もしないといけないようです。
レンズ部分は、タクマーと同じように化粧版からはずしていくので問題ありません。
ヘリコイドは、どこから行けばいいのかと模索、ネットでぐぐると後部を反時計回りにまわすとなんと中から絞り調整部が現れました。
ここからばねとねじをはずしていってやっとグリス交換と各部品の洗浄、注油等行いくみ上げました。
EOS40Dと初対面!!
本当は、ゼブラカラーのCarl zeissを買おうかと思ったのですがなんとなくこのローレット部に合皮を使っている珍しいタイプのものにしました。
このCarl Zeiss Jena TESSAR 50mm/F2.8ですが、年代ごとに色々と形状が変わっていっているようです。
初期が全面アルミ鏡胴でその後ゼブラカラー、後に黒鏡胴に変わったようです。ゼブラカラーとアルミ鏡胴のちょうど過渡期に出たものだそうです。
私の購入したレンズのシリアルナンバーは、7040985となっているので
http://motamedi.info/serial.htmで調べて見ると
1964-1967 の間に作られたもののようです。
なんとこのレンズは、40年以上も前のレンズのようです。
私よりも大先輩です。このレンズで今まで何を見てきたのか・・・・イギリスからの購入なのでその近辺で過ごしてきたレンズなのでしょう。
そう思うだけでもオールドレンズの味わいというか親しみのようなものを感じます。
あと2つ配送中らしいのですがもうそろそろ来るんじゃないかと思います。ちょっと不安ですが・・・・・・^^;
ピント調整もOK、絞りもOK、外観の傷以外汚れもきれいにとったので、そのうち時間を見て写真を撮りに行きたいと思います。
(しかし、レンズ1枚目と2枚目は、あわせてあるらしくそこのくもりは、とれませんでした。そこだけが心残りです)
「鷲の目」と呼ばれる所以を確認したいと思います ^^
※追記
よく carl zeiss tessarの鷹の目・鷲の目とかブログで書かれていますが、本当はどっちなの?
ちょっと気になったんで調べてみました。英語では、eagle eyeとの表記が多いようです。「carl zeiss eagle」で検索すると多くの英語圏のHPがヒットします。
結論から言えば、このeagle eye直訳するとタカの目だそうです。(2013.7.24修正)
しかし、ワシとタカの違いは、何かというとずばり大きさのみで分類学上の区別はないそうです。
ワシタカ目ワシタカ科、全長が80~90センチメートルほどの大型を総称して「ワシ」、「ワシ」よりもひとまわり小さく全長が50~60センチメートルくらいの小型のものを総称して「タカ」というようです。
そういう意味では、間違いじゃないかもしれませんが ・・・・
なんかどちらでも変わりはないようなすこしモヤモヤした感じですね。
実は、eagle eyeには、もうひとつの意味があります。鋭い目という意味だそうです。なんだかこっちのほうがしっくりくるような気がします。
とりあえずこのブログでは、英訳のとおりに鷹の目(タカの目)と表記します。
以上takaの調査でした(^^;