ヴィンテージリーバイス501(VINTAGE LEVI’S)の過渡期もの
先日中古ショップに行ったところ激安900円の80%off(180円)というLEVI’S501があったので思わず買ってきた。
写真よりも気持ち薄い感じではあるもののパッと見は、ヴィンテージもの?としては、程度のいいものでした。
しかも180円って安すぎっ!!
サイズは、少しきつい28インチでしたがとりあえず即効ゲットしました。180円だしジュースを買う感覚で・・・(^^;
色々と細部を確認して何年ごろのジーンズかを調べました。
パッチ『CARE~』の小さい文字が入っています。
定番のトップボタン裏の数字の確認
数字の2です。
以前購入したタイプ物と同じです。
ボタン横平行ステッチ
この時点でとりあえずヴィンテージものとしてもokかな(^^)
バックポケット裏のカンヌキといわれるものが黒色
現在のものは、オレンジ色(金色)の糸
LeVI’SのEが小文字のeなので66前期・66後期もしくは、それ以降の赤耳、レギュラーといわれるもの
内側のタグがありますが収縮率が8%と表記にありますが、この場合、66前期もしくは、66後期で確定
それ以降のただの赤耳といわれるものは、ここが10%になっているようです。
バックポケット裏チェーンステッチ
右前ポケット裏チェーンステッチ
ベルトループ裏の縫製には. 白い糸が使用
古い世代(唯一もっているタイプもの)は、オレンジでした
なんとなく内股カンヌキ部分とステッチがずれているようです。
ただこの後に出るレギュラーも同じような感じなのでいわるゆ股カンヌキずれでは無い?
そして決定的な違いがありました。!!
赤耳なし!!
ただし、裾は、チェーンステッチ
ちなみに収縮率8%の裏には、
1980年3月製造のマークです。
これを踏まえた結論は、
66後期のジーンズとその後大量に出回る赤耳なしの脇割りタイプのちょうど過渡期にある
ジーンズなのかな?と思いました。
ただ収縮率8%のものは、66後期(前期)ということらしいので一応私の中では、66後期にしておきます(^^;
しかし、66後期もこの時代であれば、ほぼ最後のほうのものとなっているのでしょう。
そういう意味では、レアかもしれません。ただ赤耳なしならあまり価値はないのかな?
どなたか詳しい方おりましたらレスにてお願いします(m--m)
また、インシームの縫製は、赤耳の方はインターロック、脇割りの方は2本ステッチで巻き縫い
になっているようですが、このジーンズは、赤耳と同じインターロックになっているので
ビンテージもの(赤耳以前)と同じ製法になっているようです。
参考url デッドストック 81年製赤耳と83年製501のディテール比較
旧き良きアメリカが詰まっていたジーンズが段々と変貌していく様は、なんとも
感慨深いものというか寂しいというかリーバイス社の現在までの歴史の一部を垣間見たような気がします。
現在もビンテージといわれるものは、人気が高いですがこのときの素材を完全復元するのは無理なのでしょうか?
また、復刻で色々と出ていますがやはりアメリカ製のものが人気が高く(一部日本製も人気が高いですが・・・)
復刻でも中国製だといまいち欲しいと思わないのは、私だけでしょうか?
H26.5.1追記
いろいろと調べた結果、care instructions inside garmentの印字で内タブに収縮率が8%or10%で
66前期or後期とのこと。(66前期は、8%のみ)
赤耳は、なしと赤耳ありの2種類あるようです。
実際にネット古着販売で写真を確認しました。(収縮率8%で赤耳、裏ボタン6)
また、バックポケット裏の裁縫がシングルが66前期、チェーンスティッチで66後期になるようです。
どちらにしても66後期と赤耳のものが出回っていた時代なので過渡期のものということで間違いないようです。
ちなみに裏ボタン刻印6だから66前期、後期というのは、うそですね。
所有しているジーンズは、刻印2なので。それにしてもリーバイスのジーンズは、奥が深いです。
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