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外部フィルター濾材について考える

2009 年 1 月 17 日 Comments off

洗車スポンジ濾材を考える

レッドビー飼育するにあたり水質の重要性は、数々のアクアサイトでもいわれておりますし、アクアショップさんでもそのような類の話は、聞いたことがあるかと思います。

その中で、ろ材についての話で非常に興味があったのが「洗車スポンジをろ材として使用する」という話です。ここでは、洗車スポンジ濾材の製作方法創 造 の 館さん内の熱帯魚とアクアリウムに発明というか初めて考案した方の製作方法が載っております。

自分自身もこの方法で半ば実験的に熱帯魚水槽で実施したところ特に問題なく使用できましたのでレッドビー水槽にも、ということで新規立ち上げから2週間程度でテトラのEXフィルター純正品のろ材を取っ払うため洗車スポンジを購入・製作しました。(この時は、レッドビーは、まだ投入しておりません)

洗車スポンジ濾材の製作方法創 造 の 館さんでも紹介してますがポリエーテル製のスポンジじゃないとだめらしく、わたしは札幌市内のイエローハットにて購入しました。(280円)

洗車スポンジ

洗車スポンジ

バクテリアが住み着く場所としての凹凸部分が多くあるので見た目にもよさげに見えます。濾材として多くのものが高額で売られていますが、この洗車スポンジと比較しても十分に同じ機能かそれ以上のものと考えられます。私自身、その昔水処理施設にかかわる仕事しておりましたので、バクテリアの繁殖するための要素は、ほかの濾材と比べても同等以上のものを備えているように思えます。(あくまで私感です。)

洗車スポンジ2

洗車スポンジ2

耐久性の面で考えても現在1年ほど使用しておりますがとくに型崩れも起こさず問題なく使用できております。

ただ、どの程度でだめになるかは、その水槽の状況、水質、置いてある環境などで変化すると考えられるので定期的に(私は、3ヶ月に一度)中を確認するのがいいかと思います。

いい状況ですと薄い茶色に変化しているはずです。もしどす黒い色や異臭を放っている場合バクテリアが死んでいる可能性がありますのでエアレーションの導入をお勧めします。また、少し色が濃いだけなら少しろ材を飼育水かカルキ抜きした水で軽くゆすぎます。スポンジろ材を交換するなら3分の1程度を取り出し、使用中のスポンジ濾材に満遍なく混ぜた状態にすれば問題ありません。

私のところの水槽も洗車スポンジの導入を考えていたときは、立ち上げ当初から少し水槽内で異臭があり部屋に充満しておりにおいで水がぜんぜん出来ていない状況でした。

エアレーションとスポンジろ材

しかし、その後導入から2週間(水作りから4週間)で匂いも以前ほどしなくなりました。ただ油膜がひどい状態だったのでエアレーションの24時間導入を実施しておりました。

現在も常時エアーレーションしているのですが、好気性バクテリアにとって酸素(空気)は、非常に重要なものですので外部フィルターでろ過している場合で水草等を導入していない、もしくは、少ない場合は、エアレーションの導入は、大切な要素となると考えられます。

実際エアレーションは、水処理場でも、非常に重要なファクターです。現場では、BODやCODなどからエアーレーションの量などを調整しますが小さな水槽の中ではそこまで必要としませんので大目かなと思うくらいの量を導入することが必要かと思います。

最後に

バクテリアが繁殖するためには、その場所で適度に酸素に触れることの出来る土台とそのバクテリアが呼吸するための酸素量があればバクテリアは増えつづけます。

気を付けることとして、外部フィルターの大きさが水槽に対して大きい場合、特にレッドビー水槽の場合ワンサイズ大きいろ過容量の外部フィルターを使用することがありますがそのときは、

外部フィルター大きい = 住んでいるバクテリアも多い = 消費する酸素も多い

ということになりますのでエアレーションもしくは水草の投入を実施し対策を考える必要があります。今まで順調だった水槽が突如、崩壊するのがこの理由ということも考えられますのでそこも抑えておきたいところです。

H27.7.5 修正

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