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SuperTakumar55mmF1.8(初期タイプ)を検証する

2010 年 7 月 14 日 Comments off

再びオールドレンズのお話ですいません。

先日またタクマをオークションにて落札

そして昨日分解清掃をしました。

しかし、このタクマーは、ロッドナンバーの写真で初期版かもしれないということで落札しました。

色々と調べて見ると今回のスーパータクマーは、放射能(アトム)レンズでは、無いのではないかという予想を立てて2個目を買いました。

写真からは、ロッドナンバーが、6桁であること。名盤の書体が若干違うこと

などがあげられます。

あとは、手元に来て分解しないとわかりません。

早速分解にかかります。

名盤?(化粧リング)に前回同様ビニールテープの側面に両面テープを張り、反時計回りにまわすがビクともしません。

そして悩むこと5分ほど。ネットにて調べると化粧リングを反時計回りにまわすとそのまま外れるという話で、そのまま同じことをすると簡単に外れました。

その後名盤のみ反時計回りにはずしました。

かに目レンチ代わりのピンセットにて前玉1枚目のレンズの固定部をはずします。


そのあと内部のネジ部分も反時計回りにまわすと前玉部が取れます。

2枚目のレンズなどは、綺麗だったのではずしませんでした。もしはずす場合は、再びかに目レンチ等で外します。レンズに近いので気をつけましょう。

(上の写真の右のレンズ部分)

また、上の写真左側の胴体部もかに目レンチにて外すと下記のように後玉部分ごとガボっとはずれます。

そのときに薄い金属の輪が4本くらい一緒に外れるので曲げたりしないように注意です。

そのあと胴体部の内側にあるネジを3個外すと下写真のようにリングが外れます。

外観の清掃と後玉の清掃をしたのち逆順にて取り付けました。

後玉については、前回のスーパータクマーと違い黄変してませんでした。

やはり非アトムレンズのようです。

実際に前回のスーパータクマーとの違いについて検証してみました。

左が初期タイプ、右が通常のタイプ(便宜上初期タイプ以降を通常のタイプとここでは、記載します)

拡大するとわかりますが、字体が違うのとロッドナンバーが6桁と7桁です。


左が通常のタイプ、右が初期タイプ(上と写真が逆ですが・・・)

絞り機能が逆です。そのほかピントリングは、同じ方向です。

スーパータクマー 55mm/f1.8の初期版と通常版の見分け方

1 名盤の字体が違う(何書体かわかりませんが通常版よりも小さいです)

2 分解時 銘版を外すとネジ部が見えてそれをはずさないと化粧リングが外れない(通常版)

初期タイプは、そのまま化粧リングをまわすと外れる。

3 絞りリングの位置が逆になっている。

4 通常タイプは、後玉がほぼ黄変している。

5 ロッドナンバーの位置がAsahi Opt.Co.の前か後で違う。
(これは、スーパータクマーのF1.4の8枚玉と7枚玉のレンズでも同じようです)

初期版は、放射能レンズ関連のサイトにて問題ない(非アトムレンズ)との計測結果がでているので、このレンズもその可能性が高いとだけ付け加えておきます。(放射能測定をしていないのであくまで推測での話です)

SuperTakumar55mmF1.8/Tv1/60/Av1.8/ISO感度400/ストロボ非発光

           SuperTakumar55mmF1.8            /Tv1/60/Av1.8/ISO感度400/ストロボ非発光

なかなかの写りです。やはりF1.8なので暗いところでもきれいに撮影できます。今度は、屋外で写したいと思います。

それにしてもエビ水槽は、最近放置プレイ(^^;

写真下部の水槽は、我が家の財務省のお達しにより撤収予定です(^^;